スノードロップ
「えっ?あーオレ自習ん時
いつもサッカーすんの」


鞄に詰め込みながら
ハキハキと答える尚人


「サッサッカーって外出るの?
今から??」


「おぅ!勉強なんて
つまんねーのやって
られっかよ!」


無造作に書類やペンなど
詰め込みながら言う尚人



「よし!OKOK!!じゃっ
また後でな!希望っ!」

そう言い私の頭を
ポンポンと軽く叩いて
周の席へ向かって行った


「ちょっちょっとぉ~…」



周は配られた書類を
机に置いたまま
尚人と一緒に教室を
出ていった



「まったくアイツら~。
いっつも自習サッカー
してっからねー」


呆れた表情で私の席へ
向かいながら知が言う


「二人でサッカーやって何が
楽しいんだろぉ~
ねぇ~」


そう言いながら尚人の
席にちょこんと座る
由佳莉。



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