スノードロップ
自習っていっても何
しよっかなー…
私も宿題早めに終わらせ
よっかなー



そういえば今日朝から
周と何も喋っていない



尚人のファンの子達で結構
時間使ってしまってた
からなぁ……



そんな事を考えながら
トイレを済まし鏡の前で
身だしなみをチェック
していると
トイレの扉が開いた



扉の方に目を
向けようとした時
向こうから声を
かけてきた



「白木さん?」


扉の方へ振り向くと
池上さんが立っていた



――ドキッ!!――



池上さんとはあの二人の
喧嘩の時以来
顔を合わせていないから
少し気まずい…



「あっいっ池上さん…
おはよっ」



言葉を詰まらせながらも
笑顔で挨拶した



< 63 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop