スノードロップ
「こっこの間は…なんか
ごめんね…」



――!!――


池上さんが…私に
謝ってる……

どうして急にー…



私は驚きで言葉が
出ない。



「いきなり謝っても
ビックリだよね…」


「う…うん…。どっ
どうして急に?」


「ずっと…謝ろうと思って
たけど…。クラスも違うし
なかなか言い出せ
なくて…」


「そう…だったんだ…」


「自習だったら少し
時間くれない?」


あの時とは違って
優しい表情で
私に問いかける池上さん



「うっうん…わかった。」


私は軽くうなずいて
答えた。



ゆっくり話せる場所に
移動しようという事で
二人は屋上へ向かった。



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