スノードロップ

大きなチャイムの音が
鳴り授業が始まった

勉強なんてした事も
ない私がついて
いけるのかな…

不安ながらも
とりぁえず皆がﾉｰﾄに
メモをとったりして
いるのをマネしながら
授業を進めていく


休み時間になると
それぞれ仲の良い人達
で喋ったりゲーム
したり雑誌を見たり
している


それと共に私の所にも
何人もの人が集まって
どこから来たのか
家はどの辺なのかなど
質問責め


私は女の人が教えて
くれたとおりの
作り話をする。


そんな中休み時間に
なる度に尚人君と周君
は教室を出てどこかに
行っていた


―うーん…これは
思ってるより簡単には
近づくのは難しそう…


｢白木さん｣

声のかけられた方に
振り向く


｢あっはい！何ー？｣

そこには２人の女の子
が立っていた

１人はボーイッシュな
感じで髪も短くて
活発な感じの子


もう１人はゆるいﾊﾟｰﾏ
をかけていて
優しそうな目をした
女の子！って感じの子


｢初めまして!私
櫻木 知(ｻｸﾗｷﾞ ﾄﾓ)
よろしくね！｣


と少し照れくさそうに
紹介してくれたのは
ﾎﾞｰｲｯｼｭな子。


｢私は真壁 由佳莉
(ﾏｶﾍﾞ ﾕｶﾘ)
ヨロシクねぇ｣


と笑うと目尻が垂れて
可愛らしいﾊﾟｰﾏの
女の子。


｢あっ!よろしくね!｣

私は軽く挨拶をした

この日を境に私達
３人は大親友になる


勉強を教えて
もらったり
昼休みには３人で屋上
に上がってお弁当を
食べて女子トークを
するのが日課になって
いた