スノードロップ
私がこの学校に来て
1ヶ月が過ぎようと
している


人間の姿になっての
生活も随分と慣れて
きていた。

そんなある日



「うわ!今日の希望の
弁当超美味しいそぉ」

羨ましいそうな顔で
知が言う。


「いいでしょぉ~!
朝6時に起きて作って
来たんだぁ!」

自慢気に見せた


「早起きして作るなんて
スゴイよねー関心
するわぁ!私なんか
一品のおかずだけだし
ハハッ」


無邪気に笑ってお弁当
を見せる 知。


「え~全然美味そう
だしぃ~!ハンバーグと
サラダあったら十分
じゃ~ん」

とゆっくり独特な
喋り方で返す由佳莉。


「そうだよ!十分十分!
足りないなら私のも
食べなよ!」


「わっ!ラッキー!!
育ち盛りだしいっぱい
食べようーー!!」


「ハハッ!どぉ~ぞ!」

いつものように楽しく
屋上で昼食を食べて
いた時
屋上につながる扉が
開いた


ガチャッッ



「あ゛~もぉマジ
勘弁!」

元気をなくした声で
入ってきたのは
笠井 尚人。


!!!


尚人が来たって
ことは…


「ったくピーピー
うっせぇ~な!」


やっぱり!!


呆れたような顔して
尚人に続いて入って
きた。


結城 周。
私の好きな人…


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