姫君のワルツ





「………へ?」


彼と目が合い、一瞬戸惑う。



「だからあんただよ、」



「……こ、心奈…伊吹 心奈です…」



私は零ちゃんの
後ろにつかまりながら
そうおそるおそるそう答える。




あんな、王子様みたいな
イケメンくんに話しかけられたら
も、もたない。




私の心臓の音はまだ鳴りっぱなし。

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