姫君のワルツ



――――

――――――――


そして今にいたるわけである。


「~~~っ!

どーせ、はいはいっ私のせいですよ」



なるべく早くペンを進めながらを私は
そんな零ちゃんに嫌味たっぷりに返す。





「にしても、古いわね、この図書室」



「Σ!!」



そんな私を無視という名の技で交わすと
零ちゃんは周りの本棚を見渡す。




(……っ馬鹿馬鹿っ!)












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