クラウピア 〜雲の上の国の物語〜
『九尾。ありがと。』
ナナが言う。
『あなたのためじゃないわ。ね、コウ?』
九尾は炎に包まれ、九尾の狐に戻る。
『ありがとう。九尾。』
『九尾なんて呼ばないで。私には雅という名があるんだから。』
『ミヤビ?』
『うん。よろしく。今度は召喚じゃなくて、普通に会いに行くから。召喚だと、コウの魔力が持つ限りしか、一緒にいられないから。よろしく♪』
『…よろしく。』
と一応答える。
『じゃあ、またね。』
九尾…
雅は姿を消した。
『なんとかなったみたいね。』
『ああ。』
『じゃあ、私の城に案内するから。』
私の…
城?
『ほら、はやく。』
ナナは俺の手を握る。
そして、杖を手に取り、
ひょいっと杖を回した。
『ちょ、、、』
口を開いた瞬間、目の前が真っ白になった。
第1章終了
ナナが言う。
『あなたのためじゃないわ。ね、コウ?』
九尾は炎に包まれ、九尾の狐に戻る。
『ありがとう。九尾。』
『九尾なんて呼ばないで。私には雅という名があるんだから。』
『ミヤビ?』
『うん。よろしく。今度は召喚じゃなくて、普通に会いに行くから。召喚だと、コウの魔力が持つ限りしか、一緒にいられないから。よろしく♪』
『…よろしく。』
と一応答える。
『じゃあ、またね。』
九尾…
雅は姿を消した。
『なんとかなったみたいね。』
『ああ。』
『じゃあ、私の城に案内するから。』
私の…
城?
『ほら、はやく。』
ナナは俺の手を握る。
そして、杖を手に取り、
ひょいっと杖を回した。
『ちょ、、、』
口を開いた瞬間、目の前が真っ白になった。
第1章終了