愛と勇気と希望
「毎年ここは人いないね」



「花火あんま見えないからな」



「あの木がデカすぎんだよ」



「でもアタシ、この木の隙間から見える花火好きだよ」



愛がまだ花火の上がらない暗い夜空を見上げた。



「なんで?」



「なんとなくよ。なんとなく!」



「チラリズムか」



いや、何か違うだろソレ。
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