ストーカーパニック
ブロッブロロロロッ
バスが豪快なエンジン音を発しながら走りだす。
二人は真ん中より少し後ろの席に隣同士座った。
乗客は、前から二番目の窓側の席に中年の女性が一人と、杏たちのちょうど四つ後ろの席に帽子を深くかぶった長髪の男性が一人しかいなかった。
「あっ今日の天気雨じゃん!傘持ってくればよかった〜。」
杏は携帯の天気予報を見ている。
コクッ。。。コクン
陸はよほど今日の授業で疲れたのか、バスに合わせて頭を揺らしながら寝ている。
次は青山一丁目〜
バスの走る音と、たまに聞こえる運転手のアナウンスの音以外何も耳に入ってこないほど、静寂で独特な雰囲気が車内に流れていた。
バスが豪快なエンジン音を発しながら走りだす。
二人は真ん中より少し後ろの席に隣同士座った。
乗客は、前から二番目の窓側の席に中年の女性が一人と、杏たちのちょうど四つ後ろの席に帽子を深くかぶった長髪の男性が一人しかいなかった。
「あっ今日の天気雨じゃん!傘持ってくればよかった〜。」
杏は携帯の天気予報を見ている。
コクッ。。。コクン
陸はよほど今日の授業で疲れたのか、バスに合わせて頭を揺らしながら寝ている。
次は青山一丁目〜
バスの走る音と、たまに聞こえる運転手のアナウンスの音以外何も耳に入ってこないほど、静寂で独特な雰囲気が車内に流れていた。