ストーカーパニック
。。く。。りく。。陸!
はっ!
陸は、杏の声で目を覚ました。杏が陸の腕を掴みながら陸を呼んでいる。
「陸。。。ねぇ陸!」
杏の体が小刻みに震えている。
「どうした!?」
陸もその異変に気付く。
「なんか誰かに見られてるような。。。怖くて。。」
「大丈夫か?でもバスには運転手と客二人しかいないから大丈夫だよ」
陸は車内を見渡す。
。。。??
なんか違和感がある。。。
四つ後ろに座ってた長髪の男性が前に来ているような感じがする
気のせいか
陸は違和感を感じながらも、杏の手を強く握り、大丈夫と言い聞かせている。