あなたとわたし 魔法と呪い

「分かってたんならいいよ。

まぁ…お前のワンマンもほとんど完璧だったよ。



最後の最後に眠りこけたりしなきゃな。」


そう言ってニヤリと笑った先生に

私の顔は真っ赤になった。

「なっななななな!」




「…頼ればいい奴だったろ?



皆助けてくれたろ?」

そう。
皆いい人だった。

ケーキ作りは家庭部の林泉ちゃんがとっても上手くて、たくさん助けてもらった。

お金のことはクラス委員の荒木君も手伝ってくれた。

最後のサプライズはクラス全員が戻ってきてくれた。


一人じゃ絶対できなきった。














「………はい。

初めからお願いすればよかったです。


そうすればもっと…いいものができた。」
< 137 / 454 >

この作品をシェア

pagetop