あなたとわたし 魔法と呪い
「分かってたんならいいよ。
まぁ…お前のワンマンもほとんど完璧だったよ。
最後の最後に眠りこけたりしなきゃな。」
そう言ってニヤリと笑った先生に
私の顔は真っ赤になった。
「なっななななな!」
「…頼ればいい奴だったろ?
皆助けてくれたろ?」
そう。
皆いい人だった。
ケーキ作りは家庭部の林泉ちゃんがとっても上手くて、たくさん助けてもらった。
お金のことはクラス委員の荒木君も手伝ってくれた。
最後のサプライズはクラス全員が戻ってきてくれた。
一人じゃ絶対できなきった。
「………はい。
初めからお願いすればよかったです。
そうすればもっと…いいものができた。」