あなたとわたし 魔法と呪い

平岡に解放されて、すぐ、体育館に向かおうと思った。


でも…






昨日の勇作のこととか…









さっきの平岡の話しとか












恵子の気持ちが分からなくなって




腹ん中や胸の中、身体中そのことがぐるぐる渦巻いて、





無茶苦茶にしちゃいそうな気がした。


もし…また一人だったりしたら、そのまま体育館で、押し倒して、


ただの嫉妬心と独占欲だけで、壊してしまいそうで…


それだけは嫌だった。


ちゃんと…愛したいんだ…
< 186 / 454 >

この作品をシェア

pagetop