あなたとわたし 魔法と呪い
隣の県の会場まで平岡が車で送ってくれた。
嫁とは高校の同級生とか
カレーがすげえ上手いとか
ほんっとにどうでもいい嫁自慢を2時間くらい聞かされた。
「おばさんに興味ないっす。」
あんまりうぜえから最後、それだけ反撃したら
「お前…那智ぐらいのお姉さんに一番コロッて行くんだぞ。
男に慣れてるし、手の平でも手の甲でもコロコロコロコロ転がしてくれるんだ。
『みきとくん』とか言われて髪の毛ん中に手入れられてみろ。
お前なんかコロッだぞ。
コロッ」
心底…どうでもいい…