あなたとわたし 魔法と呪い
会場について、すぐにトーナメントを確認した。
一勝してベスト8まで勝ち上がってた。
「志賀ぁ!」
平岡と俺をみつけて、一瞬、あいつの顔がひきつった。
オレガキタカラ?
ヒラオカトイッショニイルトコミラレタカラ?
ドッチ?
「幹斗…俺、渡辺先生に声かけてくるから。
志賀のモチベーション崩すなよ」
そういって顧問に挨拶に言った平岡を横目に
恵子を見てた。
「…俺には何にも言わないのにな…」
それだけ言って、「応援席にいる」と伝えた。
これ以上そばにいたら、俺は今すぐ問い詰めて、平岡がいうみたいにモチベーションを下げそうだったんだ…