あなたとわたし 魔法と呪い
マックに入って、
やっと…言葉にした
「…今日来てくれて…ありがと…」
うれしかった。本当に。
千李さんがいなくなってから、ほとんどの試合を一人でこなしてた。
顧問も…『休みたい』オーラ全開だった。
「…そう?
俺…誘われてないし…
平岡がきてくれたらそれでいいんじゃないの?」
「…知ってる?平岡…嫁が大好きなんだよ。
お前…見込みないよ。
どんなに試合に勝ったって…お前のことなんか好きになったりしないよ。」
「『平岡くるまで勝って待ってる。』って言ったんだろ?
『超かわいい』って平岡言ってたよ。
俺には何にも言わないのに…平岡の前では『悔しい』って泣くんだろ?
俺…お前の…何?」
………
何…言ってんの…?
私が…平岡先生を…好き?
はぁっ?
先生が那智さん大好きなこと…よく知ってるし。
私は…幹斗くんが好きなんだけど…