あなたとわたし 魔法と呪い
「平岡先生は那智さんだけだよ。」
公園で…
疲れてる顔した恵子を座らせた。
「…でも…仲良すぎ…
なんで…俺には…言わなかった?
メールでも、電話でも」
「私は顔みて話したいよ。
メールも電話もヤダ。
ケンカだって…くだらないことだって…
ちゃんと顔がみたい。」
「ずっと思ってたの
どうしたら幹斗くんの隣を歩ける人になれるか。
どうしたら幹斗くんが胸を張って『俺の彼女』って言ってくれるか。
インターハイ行けたら…
少し自信持てる気がしてたんだけど…
そうすれば一つくらい自慢できるものあれば、幹斗くんも友達に言えるかなって…
でも負けたの…
私には…なにもない…」