あなたとわたし 魔法と呪い
「…幹斗…くん。
ゴメンね。大好きだよ。」
そう言うと、ギューッて抱きしめてくれた。
「…俺のせい。恵子が眠れなくなったの…全部俺のせいだから。
苦しかったろ?しんどかったろ?ゴメンな。」
私は覚えてないのに…
きっと幹斗くんのほうがずっとずっと苦しかったんだ。
ずっとずっとしんどかったんだ。
「眠ってた間のこと…聞きたい?」
「修正しない?恥ずかしいとかって…」
「しないよ。…多分」
「じゃあ聞く。
…………でも…」
「うん?」