あなたとわたし 魔法と呪い


−−−
「ほんっとにゴメンなさい。
もう心配かけまくって。
なんてお詫びをいったらいいか…」

朝のHR、先生から「ねぼすけから一言」とやっぱりイヤミを言われて
ひたすら皆に謝った


「いいよ。…生きて帰ってきたし。

それに…
お前と幹斗
今日から卒業まで、クラス委員だから。」

ん?クラス委員ってたしかまだ任期中のはず…
たしか10月だか11月だかに交代でしょ?

暑さでおかしくなったか?荒木くん


「確かに苦しかったのは志賀。
すごかったのは先生。

苦しめたのは幹斗だろうけど…幹斗はきっと辛かったはず。


でも影で頑張ってたのは俺。

知ってる?俺はもう一年もお前らを影で支えてるもうそろそろ解放しろ。あの人の人使いの荒さは半端ないから。


任期交代まで顔の出る仕事は俺と山梨がするから。

じゃ。よろしく」

確かに先生がいなくなったあと、ずっとクラスを支えてくれたのは荒木くんだったと、泉ちゃんが言ってた。


3人…過呼吸になった女の子達を冷静に励ましてた姿は…ほんっとにかっこよかったって。



過呼吸になった一人。泉ちゃんと出来ちゃったのには…びっくりだけど…
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