あなたとわたし 魔法と呪い
「言いたい人にはいわせておけばいいよ。
何にも知らないだもん。
」
「でも…いいの?
私も亘も病院での佐藤くん見てるから…噂は噂だって分かってるけど…」
教室の中でも一切噂は聞こえなかった。
皆…意識のなかった私や…混乱した幹斗を見てるから…
「分かってくれてる人がいるから…大丈夫だよ。
心配かけてごめんね。」
私は幹斗に触れたかったんだ。
もっともっと。
あれ以上、我慢なんてできなかった。
他人のいうことなんて、ほっておけばいい。
私のだいすきな人は皆、ちゃんと分かってくれてる。
そう思えた。