あなたとわたし 魔法と呪い
グランドへ降りていく階段に座って言われた。
「幹斗いるの。かなり最初から見えてたけど…嘘はついてない。
幹斗にはちゃんと言わなきゃって思ってた。
俺、多分、志賀が一時期好きだった。
那智とは別のとこで…好きだった。
「なんで?」
「んー。
言いたくない…
けど、お前等みたいに純粋に好きなんじゃ…なかった。
すっげえ最低思考。
ただあの事故があってから、志賀と幹斗は他の誰よりも大事な生徒に変わった。
まあ。俺にも胸の仕えがあったけど…すーっととれてった。
俺にも必要なことだったよ。あれは。
だからお前等ももうきにすんな