あなたとわたし 魔法と呪い
「…それ。やりたいだけじゃないの?」
大学の友達がいう。
それは一人だけじゃなくて…女の子も男の子も口を揃えたかのように…
「…外…誘ってみたら?
映画は?」
宇野くんが言う。
「でも恵子さあ。
こないだ、私達とカラオケにいた時も、彼氏に呼び出されて、抜けたじゃん。
それもやって、すぐバイト行ったんでしょ」
紗耶も言う。
そして女の子達は『サイテー』と揃える。
男の子達は気まずそうに…
「俺等はそんなことしない」
と言う。
仲良しの子も増えた。
幹斗とは学校も違うし、高校では出来なかった相談も出来るようになった。
まあ…その答はいつも私をへこませるけど