あなたとわたし 魔法と呪い


ニャッと笑った勇作くんが私を見た。


ほら…今から振られるぞ…って言わんばっかりに…


「それは、これから二人で話すから。

勇作には関係ないだろ

俺が大好きだからいいんだ。
俺が恵子のことすごい大好きだから。






「勇作くん。きっと今も勇作くんはこんなお岩みたいやつ…幹斗には似合わないって思ってるでしょ



でも後悔した。



離れてすごく。



離れなくても大丈夫な方法がなにかあったんじゃないかなあって


だから、今度は幹斗の隣で…
幹斗に相応しい女の子を目指したいの。」



そう言った私をみて…

勇作くんは「あっそ…」といって家にはいっていった。




< 411 / 454 >

この作品をシェア

pagetop