あなたとわたし 魔法と呪い
「……聞いて。
好きだなあとは思ってた。
でも溢れないの。幹斗みたいに。
私はあの溢れてくる感情を知ってるから…
ダメになった。
フラれた。」
少し涙目になった恵子にイライラした。
「溢れてくる感情をしってて…
俺が好きって分かってて…
他の男に抱かれたの?
こういうの…付けさせるんだ。」
完全な嫉妬で八つ当たりで…
自分の事を棚に挙げて……
でも止まらなくて…Tシャツを投げた。