あなたとわたし 魔法と呪い
「……着ろ!」
「幸せだったから。すごく愛されてたから。
幹斗に抱かれるよりもずっと愛されてる感はあった。
ただ…私が…もっともっと…すごく…すごく…幹斗が大好きだったから。
フラれたんだよ。」
いたって冷静に恵子は話した。
俺に抱かれるより、愛されてた………
幸せだった。
我慢できなくて…抱きしめてキスした。
「後悔する?俺…選んで
…
不幸になる?
それでも…俺…もう離せないよ。
じゃなきゃ俺が不幸になる。
俺は恵子の隣でしか幸せになれないから。」