あなたとわたし 魔法と呪い


「……着ろ!」


「幸せだったから。すごく愛されてたから。


幹斗に抱かれるよりもずっと愛されてる感はあった。


ただ…私が…もっともっと…すごく…すごく…幹斗が大好きだったから。



フラれたんだよ。」

いたって冷静に恵子は話した。



俺に抱かれるより、愛されてた………


幸せだった。


我慢できなくて…抱きしめてキスした。


「後悔する?俺…選んで


不幸になる?














それでも…俺…もう離せないよ。


じゃなきゃ俺が不幸になる。


俺は恵子の隣でしか幸せになれないから。」



< 427 / 454 >

この作品をシェア

pagetop