あなたとわたし 魔法と呪い
「…先生…ありがと。
階段から突きおとすの、やめときます。
先生みたいな大人の人…好きになればよかったな。」
「お前ほんとに突き落とすつもりだったろ!
俺にはかわいい奥さんがいるから、ダメだぞ。
お子ちゃまにはお子ちゃまが似合ってるよ。
あっ送ってくか?」
そういう平岡に黙って横に首をふった。
「気をつけて帰れよ。
あんなにたくさん悪かったな。
明日もちゃんとこいよ。」
いい先生だなあ。
……実は…
ただの自由人だと思ってたのに…
好きになる人…間違えたなあ