片思いlovers
ぬう・・・

こんな時にこそ逃げれる手段がほしい・・・

目を合わせないまま、考えていた。


・・・すると


ちゅっ



唇に柔らかい感触があった。

「え??????」


今・・・口だったよね??
前は額だったけど・・・なんか一個上がったしっ

思考回路がまたもやぐちゃぐちゃに・・・

絶対田原が悪い。


「・・・千花が、言わないから」

それだけ言って笑っているような困っているような表情になっていた。


・・・田原ってこんな性格だっけ??

なんかつきあい始めてからSな部分が意外と多いことにビックリしたんだけど。

でもこのままだとなんか負けた気がするから、ちゃんと言うことにした。

自分の口から派にしていると、自分がすごく嫌な人に思えてきてしまう。
何故かまた涙が流れていた。

「・・・ごめん」

話し終わってすこしたったら、唐突に田原が言った。
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