Real Love...?
数分後、美玲が口を開いた。
「春は二人の姿見て、
寂しくて辛かったんでしょ?」
「うん。」
「それってやっぱり
翔のことが好きなんだよ!」
「好きじゃないよ!
たぶん、違う気がする。
ただ翔くんが
離れていくのが寂しかった。
それに、咲さんは翔くんを
また傷つけると思ったから。」
「春、それは、
好きってことなの!
大事な人に辛い想い
してほしくないとか、
離れていくのが寂しいなんて
好きじゃない訳ないよ!
翔とあの子の姿見て
胸が苦しくなったんでしょ?」
「うん。」
「それで、
起きて夢だってわかって
ほっとしたんでしょ?」
「うん。」
「もう、答え出てるじゃん♪」
美玲は私に微笑んだ。
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