Real Love...?
「俺、春ちゃんが好きだ。」
「えっ?」
全く予想もしなかった言葉。
私は意外にも
軽く言葉を返した。
「もう和也さんったら〜
冗談やめて下さいよっ♪」
和也さんの目は
じっと私の目を見ていた。
………………………………………
今日の和也さん、
なんかいつもと違う………。
………………………………………
「俺が今、
冗談言ってるように見える?」
「あの…えっと……
そういう訳じゃ………。」
和也さんは私の手を掴むと
カウンターとは逆の
壁際に抑えつけられた。
「俺そんなにチャラく見える?」
「そういう訳じゃなくて
今、私好きな人がいて……」
「それって翔のこと?」
「そ…それは……
それより離して下さい。
和也さん、どうしたんですか?」
「俺にとっては
大事なことなんだよ。
何で翔なんだよっ!」
その時、和也さんの顔が
私の顔に近づいてきた。
とっさに私は顔を避けた。
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