Real Love...?

確信×告白







止まらない涙。






………………………………………

泣いちゃだめだ。
翔くんの前では
笑っていなきゃだめのに。

………………………………………






私は必死に涙を堪えた。



何も言わず俯く和也さん。




翔くんは私の傍に
近づいてきた。




「春、歩けるか?」







私が深く頷くと
翔くんは私の手を引いて
どこかへ歩き始めた。




* * * * * * * * * * * * * * *







翔くんが足を止めたのは
あの公園だった。







「春、大丈夫か?」



「うん。
私キスされそうに
なっただけだから。」



「えっ?」



「私、和也さんから
顔避けたからされてないの。

和也さんが怖くなって
無意識に泣いちゃって。」





そう言って翔くんの方に
顔を向けたときだった。














翔くんの手は肩に回り
気づけば抱きしめられていた。






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