Real Love...?
確信×告白
止まらない涙。
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泣いちゃだめだ。
翔くんの前では
笑っていなきゃだめのに。
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私は必死に涙を堪えた。
何も言わず俯く和也さん。
翔くんは私の傍に
近づいてきた。
「春、歩けるか?」
私が深く頷くと
翔くんは私の手を引いて
どこかへ歩き始めた。
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翔くんが足を止めたのは
あの公園だった。
「春、大丈夫か?」
「うん。
私キスされそうに
なっただけだから。」
「えっ?」
「私、和也さんから
顔避けたからされてないの。
和也さんが怖くなって
無意識に泣いちゃって。」
そう言って翔くんの方に
顔を向けたときだった。
翔くんの手は肩に回り
気づけば抱きしめられていた。
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