Real Love...?
「ハァ…ハァ…。」
公園の前に着くと
膝に手をつきながら
荒い息を整えた。
息を整え顔を上げると
そこには翔くんがいた。
「春……早かったな♪」
「うん。
急いで来たから。
それより何かあった?」
「それは俺の台詞だよ!
美玲から春が今
悩んでるって聞いたから
何かあったのかと思ってさ。」
「そぉなのっ!?
悩んでるっていうか…
その…何て言うか……。」
「言えよ。
何でも聞いてやるから。」
………………………………………
言えないよぉ…。
翔くんのことで悩んでる
なんて絶対言えない……。
………………………………………
「春……?
俺に言えないことか?」
「言えないって言うか…
悩んでるのは…その……。」
その時だった。
私の腕を引っ張ると
翔くんは強く抱きしめた。
「翔くん……?」
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