Real Love...?
「ゴメン春。
俺もう我慢できない。」
「えっ?」
「…俺……春が好きだ。」
………………………………………
まただ……。
………………………………………
曇り空だった胸の中が
雲ひとつない青空に変わった。
「翔くん………。
……私も……好き……。」
「春……。」
手の力が緩み顔を上げると
あの照れた笑顔が目に入った。
「でも……翔くん、
本当に私なんかでいいの?」
緩んでいた手に
また強く抱きしめられた。
「…俺は……春がいい。
春、俺の傍に居てくれ。」
「翔くん………。
私ずーっと傍にいるよ。」
何も言わずに見つめ合うと
ゆっくりと唇を重ねた。
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