Real Love...?
放課後になり、私は
校門で翔くんを待っていた。
するとある人が目に入った。
今はもう過去の人。
それは八木先輩だった。
目が合うと先輩が
こっちに向かって歩いてきた。
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どうしよう………。
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「そんな怖がんなよ。」
「えっ?」
「あの時は悪かったな。
春、俺のことまだ怒ってるか?」
私は首を横に振った。
「よかった。」
先輩と目が合うと
目を逸らせなくなった。
すると先輩の顔が近づくと
私はすぐに顔を背けた。
「ごめんなさい…。」
私が視線を逸らした先には
翔くんが立っていた。
「翔くんっ…。」
駆け寄ると私の体は
翔くんの体に引き寄せられた。
「春、大丈夫か?」
深く頷くと、翔くんは
先輩の方に近寄り
何か言ったみたいだった。
先輩は何も言わず
その場から立ち去っていった。
「春、本当に大丈夫か?」
「うん。
翔くん怒ってる?」
「怒ってないよ。
ただ、春があいつと
キスするかと思った。」
「えっ?」
「でも、春が顔を避けた時
何となくだけどホッとした。」
「する訳ないよ。
私には翔くんがいるから。」
そして私たちは
店へと向かった。
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