Real Love...?
「春〜!
こっちこっち♪」
「美玲!
遅くなってゴメンね♪」
「いいから、
早く飲もうよっ♪」
その時だった。
和也さんと目が合った。
「和也さんも飲みましょ!
ほら、翔くんも早く飲もっ♪」
「おぅ!」
そして私たちは
いつもの様に飲み始めた。
時計が0時を指す頃
また美玲と和也さんが
酔い潰れてしまった。
「こいつらいつも
飲み過ぎだよなっ。」
「そぉだね。
美玲いつも潰れてるもん。」
「本当だな。
そう言えば、
春って誕生日いつ?」
「9月10日だよ。
翔くんは誕生日いつ?」
「俺は9月11日。
何かすげぇな、俺ら♪」
「本当だねっ♪
誕生日はまとめてお祝いだね!」
「そぉだな♪
春、そろそろ帰るか?」
「そぉだな…
そろそろ帰ろっか♪」
「じゃぁ送っていくわ。
こいつらは大丈夫だろっ♪」
「ありがとう♪」
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家の前に着くと
何故か急に寂しくなった。
「春、どうした?
降りないのか……?」
「帰りたくないな…
なーんてね!
ゴメン冗談だから
気にしないでねっ。」
「春……。」
翔くんは私の手を引くと
優しく唇を重ねた。
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