Real Love...?
話が終わると
真っ先に外へと向かった。
「翔くん!」
「春、どうだった?」
「仲直りできたよ♪
翔くん、ありがとうね。」
「おぅ!
今日は家にいろよ。
後で電話するから♪」
「うん。
本当にありがとう♪」
「おぅ。
じゃぁまた明日な♪」
翔くんは私の頬に
軽くキスをすると
車に乗った。
私は笑顔で手を振り
翔くんを見送ると
家の中へと入った。
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部屋に入ると
お姉ちゃんが入ってきた。
「今の人が春の彼氏かぁ♪」
「えっ?
お姉ちゃん見てたの!?」
「うん。
窓からずっと見てた♪
なかなかイケメンじゃん!」
「そっかぁ…。
中嶋翔くんって言うの。
とっても優しくて
いつも助けてくれるの♪」
「男なんてって
あんなに言ってたくせに♪」
「翔くんは違うの!
信じてみようって
翔くんなら思えたの。」
「なんかいいなぁ。
春は幸せそうでさっ。」
「お姉ちゃんは?
今の人とは順調なの?」
「順調なんだけどね…。
私たちもう
23なのに先のこと
全然考えてないみたいだし。」
「なんか大人って大変だね…。
お姉ちゃんは結婚したいの…?」
「したいに決まってるじゃん!
でもあの人そんなこと
考えてないだろうしな………。」
「彼氏に言ってみたら?
意外にちゃんと
考えてるかもしれないよ?」
「どうなんだろう…。
そのうち一回話してみるよ♪」
久しぶりにお姉ちゃんと
ガールズトークをして
何となく翔くんとの
先のことを考えるようになった。
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