Real Love...?
唇が離れると私たちは
腰を下ろし話し始めた。
「この前の門にいた男
春の元カレなんだろ?」
「…うん。
でも、もう今は
好きじゃないから。」
「そっか…よかった。」
「そう言えば翔くん、
あの時先輩に何て言ったの?」
「えっ?
別に何も言ってねぇよ。」
顔を赤く染める翔くん。
それを見ると
ますます気になった。
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翔くん何て言ったんだろう……。
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「そんなことより、
今日は何時に帰るんだ?」
時計を見ると
短針は11の数字を指していた。
「私そろそろ帰らないとっ。」
「じゃぁ送るよ。
車回すからちょっと待ってろ。」
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