Real Love...?
楽しそうな姉の笑み。
私は憎たらしく思えた。
「大丈夫だって♪
彼氏くん呼びなよ!
私も話してみたいしねっ♪」
「お姉ちゃんは翔くんと
話したいだけでしょっ!」
「あっ、バレてる?
とにかく今度の土曜日
家に連れてきなよっ♪♪」
「う〜ん…。
じゃぁ考えてみる!」
「じゃぁお母さんとお父さんに
それとなく話しといてあげるっ♪」
「ありがとっ!
じゃぁ翔くんに聞いとくね♪」
このとき私は翔くんとの
未来について考えていた。
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翔くん、来てくれるかな……。
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まだまだ翔くんを
信じ切れてない自分を
少し情けなく思っていた。
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