Real Love...?
ガチャッ
「いらっしゃ〜い♪」
姉が勢い良くドアを開けると
驚く翔くんが立っていた。
「翔くん♪
ゴメンね、この人
私のお姉ちゃんなの。」
「えっ…あっ、
俺、春の彼氏の中嶋翔です。」
「この人が…春の……?」
姉の顔を覗き込むと
頬を赤く染めながら
翔くんを見つめていた。
「お姉ちゃん…?」
姉の目の前で手を振ると
我に返ったように言った。
「あっ…春の姉の秋です。」
いつになく大人しい姉。
私は笑って言った。
「お姉ちゃん緊張しすぎ!
あっ、翔くんあがって♪
お母さんとお父さん
今リビングにいるから。」
「お邪魔します。
お姉さん大丈夫か?」
「たぶん大丈夫…。
緊張してるだけだから
あんまり気にしないで♪」
「そっか。」
すると奥から
母が歩いてきた。
「こんにちは。
僕、春さんと
お付き合いさせて
いただいてる中嶋翔です。」
「こんにちは♪
今日はゆっくりしてってね。」
「ありがとうございます♪」
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自分のこと
僕なんて言う翔くん
初めてだなぁ〜♪
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「春、何笑ってんだよ!」
頬を赤く染める翔くん。
可愛くてとても愛おしく思えた。
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