Real Love...?






ご飯を食べ終わると
私と翔くんと姉は
私の部屋へ上がった。







「春、ご飯うまかった♪」



「ありがとう♪

今度は翔くんの家で作るね!」



「ありがとう。」







すると私たちの会話に
姉が口を挟んだ。





「そういえば、春と翔くんは
どうやって知り合ったの…?」




「俺の友達の
友達だったんで
それがきっかけです。」



「そぉなんだ。

春はじめは
無愛想だったでしょ?」



「そうですね。

でも何か理由が
あるんだろうなって
何となくわかりました。」



「そぉなんだ。

よかったね春、
こんな良い人に出会えて♪」



「うん。

それよりお姉ちゃんは
彼氏さんとどうなの…?」



「私の彼氏は翔くんに
比べたら全然ダメだよ。

家に来てって言っても
私の話流しちゃうし、
浮気された事もあったし…。」



「浮気なんて最悪じゃん!別れようと思わないの…?」



「何回も言ったんだけど
いつも泣かれちゃってね…。」



「その男、何考えてるか
よくわかんないっすね。

浮気しときながら
お姉さんとは
別れたくないって。
矛盾しすぎてますよっ!」



「でもきつく言えなくて
今も中途半端なままなの。
だから春が羨ましい…
あんた達二人は絶対
私みたいになっちゃダメだよ。」










寂しそうに言う姉に
私たちは深く頷いた。






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