Real Love...?
ドンッ
「す…すいません。」
前を見ると
八木先輩がいた。
「春、行こっ!」
「う…うん。」
振り返った時だった。
「あいつと幸せになれよっ!」
「…えっ?」
私たちは後ろから
聞こえる声に振り返ると
笑顔の先輩が立っていた。
私は笑顔で頷くと
先輩は振り返り歩きだした。
「ありがとうございました!」
大きな声で叫ぶと
後ろ姿の先輩は
手を挙げて歩いて行った。
「何あれ…?」
不思議そうな表情の美玲。
「…わかんない。
それより美玲、行こっ♪」
そして私たちは
教室へと向かった。
* * * * * * * * * * * * * * *