Real Love...?






ピーポーピーポー





救急車が到着すると看護師たちが
翔くんの様態を確認していた。







何かの数字を言う中で
ある言葉だけが耳に入った。






「心停止―…」










耳を疑った。



私は救急車に乗ると
翔くんの手を握り締めていた。












病院に着くと翔くんは
すぐに集中治療室へと運ばれた。






「申し訳ありませんが
ここでお待ちください。」








扉が閉まると
私は泣き崩れた。












* * * * * * * * * * * * * * *



「たまには歩いて帰らない?」



「そうだな♪」




………………………………………




「私負けないからねっ!」

「行くぞ。
よーいどん!」




* * * * * * * * * * * * * * *










私はあの時何故
あんなことを言ったのだろう。











そう思うと罪悪感だけが
私の頭に募るだけだった。





* * * * * * * * * * * * * * *
< 174 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop