Real Love...?






私の目からもう涙は枯れるほど
たくさんの滴が流れ切った。









「春ちゃん……
何があったのか話せる?」



和也さんが恐る恐る聞いてきた。




私は深く頷くと美玲から離れた。









「あの後、翔くんと
店の近くの公園に行ったの。


帰るときに私が歩いて帰ろうって言ったの。

二人で歩きながら話してたら、競争しようってなって二人で走り出したの。


私が周り見てなくて曲がり角を飛び出したらバイクがこっちに向かってきてて私体が動かなくて目をつぶったの。

私は何が起こったのかわからなくて…目を開けたら翔くんが倒れてた。

私何もできなくて…
手が震えてきて
涙が止まらなくて
ただ泣いて見ているだけだった」




「そぉだったのか。」








枯れたと思っていた目から
また滴がこぼれ落ちた。













「ねぇ美玲、私なんて
生きている意味ないよね?」








美玲の方を見ると
美玲の目からも涙がこぼれた。









「……美…玲?」









バシッ






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