Real Love...?
―立入禁止―
そう書かれた扉を開けると
綺麗な空が広がっていた。
扉とは逆の端の方で休憩しているとドアの開く音が聞こえた。
ガチャ
………………………………………
誰だろう…。
………………………………………
恐る恐る覗いて見ると、そこには絵梨と先輩の姿があった。
「気持ちいいですね♪」
「そうだね♪
それより春ちゃんは?」
「春のことは
いいじゃないですか♪」
「春ちゃんがここにいるって言うから来たんだけど。
もしかして、嘘ついたの…?」
「ゴメンなさい。
先輩と二人になりたくて。」
「俺と……?何で…?」
絵梨は先輩に抱き着いた。
「私、先輩のことが
ずっとずっと好きでした。
階段で会った時からずっと。
私と付き合ってくれませんか?」
私は気づかれないように
扉を開けて急いで階段を降りた。
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