Real Love...?
困惑×記憶
翌日、病院へ行くと昨日の男が
俯きながらどこかへ歩いていた。
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あの人もあんな顔するんだ。
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不思議に思った私は
男の後を追った。
すると男がある部屋に
入っていくのが見えた。
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誰かのお見舞いかな…?
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少し開いた隙間から中を覗くと
男は一人の女の子と話していた。
「花梨(かりん)
来てやったぞ♪」
「お兄ちゃん♪
毎日ありがとうね。」
「気にすんなよ♪」
男と話している女の子は
彼の妹の様だった。
昨日とは違う男の表情。
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あの人もあんな風に笑うんだ。
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私は引き返そうと階段の方へ
振り返ったときだった。
「君っ!」
後ろから声が聞こえ
私は足を止めた。
「君、昨日の
強気な子だよね?」
振り返ると昨日の
男が立っていた。
「俺に会いに来てくれたの?」
「違います!
私、貴方にムカついてますから」
「昨日のこと?
だって君が可愛いからつい♪」
「私、軽い人
苦手なんです!じゃぁ」
「待ってよ♪
俺、君のこと絶対落とすから!」
私は相手にせず
その場を立ち去った。
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