Real Love...?
「グスッ……グスッ……」
絵梨は子供のように
ぐずり泣きしていた。
「絵梨、大丈夫?」
「…うん……ぅうわぁ〜ん」
私は何も言わず
絵梨を抱きしめていた。
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絵梨が泣き止むと
私たちはベッドに座った。
「大丈夫……?」
「うん。春ゴメンね?
授業サボらせちゃって。」
「そんなの気にしないで。
授業より絵梨の方が大事だよ!」
「春ありがとうっ。
実は私、先輩に告白したの。
でもダメだった……。
先輩は好きな人いるんだって。
私も知ってるとってもいい子で
私には絶対に敵わない相手っ。」
「そぉなんだぁ……。
でも絵梨は可愛いから
もっといい人が見つかるよ!」
「だといいけどな……」
「大丈夫だって!」
「ありがとう春…。
私少し休むから
先に教室戻ってていいよ。」
「わかった。
じゃあまた後で迎えに来るね。」
そして私は保健室を出た。
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