Real Love...?
病室に着くと、
こっそり中を覗いた。
「あれっ?寝てる…。」
翔くんはスヤスヤと
寝息を立てながら眠っていた。
すると美玲から
電話がかかってきた。
「もしもし?」
「もしもし春?
翔今なにしてるの?」
「翔くん今寝てるよ?」
「えっ?じゃぁ春は
自動販売機のところに来て!」
「わかった。じゃぁ切るね。」
電話を切るとすぐに
自動販売機へと向かった。
「春っ♪」
「美玲♪代役って誰?」
「ほら、あの達也先輩だよ♪」
「達也先輩!?
OKしてくれたの?」
「うん!春のためなら
協力してくれるってさ♪」
「そっかぁ。」
すると達也先輩は
私たちの元へ走ってきた。
「ゴメン遅くなった。」
「いえ!ほんと助かります♪」
「達也先輩…。」
「久しぶり!
春ちゃんには
借りがあるからね。」
「ありがとうございます♪」
「じゃぁ二人は私の声が
近づいたら演技始めてね♪」
「わかった。」
「おうっ!」
美玲は楽しそうに
病室へと駆けて行った。
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