Real Love...?
「春ちゃん、
新しい人見つかったんだね。」
「はい。」
「真一、言ってたよ。
春ちゃんは運命の人と
もう出会ったみたいって。」
「…そうなんですか。
達也先輩はあの後
絵梨とはどうなったんですか?」
「別れたよ。
春ちゃんにしたことも
全部あいつから聞いた。
俺らのせいで本当にゴメンね。」
「大丈夫です。」
話していると
美玲の声が聞こえてきた。
「そろそろやろっか。」
「はい。」
すると達也先輩は演技を始めた。
「ねぇ君、可愛いね♪
俺とどっか遊びに行こうよ!」
すると翔くんと美玲が
こっちを見ていた。
「やめて下さい!」
私は鞄を達也先輩の
お腹にぶつけた。
バシッ
「イッテェ…
お前何するんだよ!」
達也先輩が私の腕を
掴んだときだった。
「イテテテ…」
あの人が達也先輩の腕を
捻り上げていた。
「春が、嫌がってるだろ。」
「イテテテ…
悪かった離してくれ。」
あの人が手を離すと
達也先輩は走って行った。
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