Real Love...?
「春、何かあった…?」
心配する美玲から
顔を背けて涙を拭った。
「ううん…何でもない。」
この時どれだけ
私の心は癒されただろう。
翔くんのことを考えると
悲しみや辛い気持ちで
心がいっぱいだった。
今でも心に残っている罪悪感。
それを消していく何かが
とても心地良かった。
昨日、久しぶりに
嬉し涙を流した私。
翔くんの存在を
肌で感じた瞬間の私。
私にはこの人が必要なんだ。
諦めかけていた私に
小さな光が差し込んだ。
小さくて儚い光は
私の心を照らし出した。
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