Real Love...?





「あなた洋平の!」


「えっ?お兄ちゃんと
お知り合いなんですか?」


「ここの病院で
仲良くなったの♪

翔くんと知り合いなの?」


「私もここで知り合いました♪」




私は重なった偶然に
驚きを隠せなかった。




話していると何かが
私の頭に乗った。



「はーるっ♪」



振り返ると綺麗な顔立ちで
嬉しそうにある人が立っていた。



「洋平っ!どうしたの?」


「花梨の見舞いに来たんだけど
部屋にいないから探してたんだ」


「そぉなんだ。」


「春に会えるなんて嬉しいな♪」


「あははは…」




視線をそらすと
その隣で翔くんが
不機嫌そうにしていた。



「翔くん、どうかしたの?」


「別に。」



不機嫌そうに答える翔くん。


私の隣で奇妙に微笑む洋平。




二人の間には目には見えない
大きな火花が飛び散っていた。





* * * * * * * * * * * * * * *
< 213 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop