Real Love...?
昼休みになりご飯を食べていると
廊下がざわざわしていた。
「春、廊下すごい人だね。」
「本当だね。
何かあったのかな?」
「春っておバカさん?」
「えっ……?」
「あれ、たぶん三年生だよ!」
「三年生?どうしてわかるの?」
「八木先輩のファンだよ!
先輩の彼女の春が
どんな子か見に来てるんだよ!」
「えっ…?そうなの……?」
「春は本当に天然だね♪」
「天然じゃないよ〜!」
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先輩はかっこいいし
モテるもんね……。
でも三年生なんて
なんか怖いなぁ……。
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すると、廊下から
甲高い声が響いた。
「キャーッ真一様よっ!」
「かっこいいー!!」
「キャーキャー!」
すると先輩が教室へ入ってきた。
「先輩っ♪」
「春っ♪屋上行こっ!」
「はい♪」
先輩と教室を出ようとすると
周りから冷たい視線を感じた。
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怖い………。
出れないよ。
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私が俯いていると先輩は
腕を引いて私の肩を抱き寄せた。
「俺、彼女いるから
みんな邪魔しないでね♪」
先輩が歩くと道を開けるように
みんなが道の端へ寄った。
そして私たちは屋上へ向かった。
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